日本の陶磁

日本の陶磁

日本の陶磁

平成29年1月4日(水)~2月26日(日)

日本の陶磁は、世界最古の焼物である縄文土器に始まり、その後は中国・朝鮮陶磁の影響を受けながら発達し、日本独自の作風に築きました。縄文土器に次いで、弥生土器、土師器が焼かれ、古墳時代には朝鮮から窯を築いて作られる須恵器が伝わりました。鎌倉時代は各地で優れて釜がつくられ、今でも続いている六つの窯(備前・丹波・設楽・瀬戸・常滑・越前)を六古窯と呼んでいます。

江戸時代には、朝鮮から渡来した陶工が肥前の有田で投石を発見して伊万里と呼ばれる磁器を創始し、絵付けの手法が工夫されるようになりました。白磁、染付、青磁、そして赤絵、柿右衛門、色鍋島、古九谷などの多彩な色絵磁器も生まれました。

日本の陶磁は、世界の陶磁の中でも際立った位置を占め、常に人々の生活とともにあり大切にされてきました。本展では当館所蔵の中から、縄文土器から弥生土器、六古窯、古伊万里、古九谷、鍋島までのやきものを91点展示し、温かく情感のある日本の陶器・磁器を系統立てて紹介します。

news2017-03_1.jpg染付一枝春梅花文皿
(初期伊万里・江戸時代)
news2017-03_2.jpg色絵桜樹文角皿
(古九谷様式・江戸時代)
news2017-03_3.jpg信楽壷(室町時代)
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