斎藤真一展

斎藤真一展

開催30周年記念所蔵秀作展
第四部 盲目の女性旅芸人"瞽女"を描く「斎藤真一展」

平成30年12月21日(金)~平成31年3月10日(日)

 岡山県出身の洋画家・斎藤真一(1922~1994)は欧州私費留学中にエコール・ド・パリを代表する画家、藤田嗣治と親交を深め、古い日本が残っている東北に行くよう助言を受けたといいます。そして帰国の翌年、ねぶたを見るために訪れた津軽の宿で"瞽女"という盲目の女旅芸人の存在を知るに至りました。その後の上越高田で活動していた瞽女・杉本キクエとの出会いは、斎藤真一の代名詞ともなる強烈な"赫"と沈みゆく"夕陽"を生み出すターニングポイントとなりました。
 1971年には「星になった瞽女(みさお瞽女の悲しみ)」で画家の芥川賞とも称される安井賞の佳作に入賞しました。さらに斎藤自ら瞽女の旅の道のりを一緒にたどり、実際に目で見た風景や、瞽女が立ち寄る町の住民に聞いた話などをまとめた絵日記『越後瞽女日記』(1972年、河出書房新社)、『瞽女=盲目の旅芸人』(1972年、日本放送出版協会)それぞれで賞を受けるなど、画家のみならず文筆家としても活躍しました。
 今回は油絵のほか、絵日記の貴重な原稿、流麗な筆使いで瞽女歌の歌詞を書いた掛軸などを展示します。

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