お知らせ

2020/05/28出羽桜美術館再開のお知らせ

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、休館していた公益財団法人「出羽桜美術館」を2020年6月2日より再開致します。

再開にあたり、入館時に以下のお願いをさせていただきます。
・アルコール消毒液
・マスクの着用
・来館者カードへの記入

また、館内の定期的な消毒・換気、スタッフのマスク着用・手指の消毒・健康維持管理といった対策も行って参ります。
感染拡大防止に向け、何卒諸事情ご理解賜りご協力下さいますようお願い申し上げます。

~日本の心を描く~ 斎藤真一「さすらい」展

2020年6月2日(火)~9月27日(日)

 斎藤真一(1922-1994)は、岡山県倉敷市に生まれました。1948年に東京美術学校を卒業し中学・高校で教師生活を送りました。1959年37歳の時1年間フランスに留学します。帰国後東北を旅し「瞽女」を知り、以後十数年にわたり瞽女を主題にした作品を描き、注目されるようになりました。
 さらに、明治期の吉原に生きる遊女の実態を検証し、宿命と運命の中で懸命に生きた薄幸の女性の生涯、憂い、情念を描写した明治吉原細見記を発表しました。
 「表面だけの美しさより生命の哀しさと喜び、そして尊さも掘り下げて内なるものをみたい」「素朴に見つめるとこの世に存在するということすら涙するほど愛しい」という斎藤真一は、人間に温かく接しながら絵を描いてきました。優しさにつつまれた哀愁に満ちた斎藤真一の世界を紹介します。
 さすらい展では「瞽女」「明治吉原細見記」を中心とし、初期から晩年、絶筆の作品を展示します。

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