お知らせ

2019/05/14出羽桜研修生 意気込みを語る!

 出羽桜では、全国各地の酒蔵の後継者の方を研修生として受け入れています。期間は2年間。酒造りはもちろん、瓶詰めや、営業も研修していただいています。今年も5月から新たに1名が研修に来られました!栃木県大田原市で「天鷹」を醸している天鷹酒造㈱から尾崎俊介さんです!早速意気込みを語っていただきました!
 ぜひ様々なことを吸収して大きく羽ばたいてください!

~尾崎 俊介さん~
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 令和元年5月より、出羽桜酒造株式会社18人目の研修生として働かせていただくことになりました。栃木県大田原市にある酒蔵の長男として生まれた私は、少年期からずっと実家の家業を継ぎたいと考えており、本格的にその道へ進むため、出羽桜酒造で研修させていただくことを希望いたしました。


 幼いころから日本酒や清酒業界を身近に感じながら生活をしていた私は、漠然とながら家業に愛着を持ち、将来は父のように働きたいと考えておりましたが、本気で家業を継ぐと決意したきっかけは、高校生の時に手伝いで父に連れられて出向いたとある試飲会でした。様々な業界の方や一般の酒好きの方々が参加されており、出品されている各酒蔵の商品を飲み比べていました。その中で、私の実家のお酒を飲んだ方々が口々に「美味しい」、「素晴らしい」、「いいお酒だ」と言っていただいた光景を見て、初めて実家で造っている商品のすばらしさを肌で感じ、父の偉大さに気づきました。実家のお酒を長く愛飲されている方もおり、今まで気が付かなかった実家の仕事に高校生ながら誇りを感じました。その経験が基となり、今日の家業を継ぐ道を歩む原動力となっています。


 これまで私は、酒造りについて本格的に勉強をした期間はございませんでした。大学では経営学を、大学院では物流を学び、卒業後は学んだ知識を実践的に経験できる職へ就きました。家業を後世まで続けるために必要となるであろう知識をつけようと思い、これまでの道を歩んで参りました。しかし、酒造りの知識や経験なしに家業を継ぐことはできないため、それらを学べる場を探す中、出羽桜酒造に出会いました。出羽桜酒造は、国内の品評会やIWCなどで名誉ある賞を数多く受賞され、地元地域に限らず世界的に高く評されている日本酒を造られていることが、研修を希望する理由の1つでした。


 長い歴史を持つ日本酒は、日本で愛され、多くの方に親しまれてきたお酒です。その製造や販売に携わり、後世へ繋げていくことに大きな意義を感じています。また、海外での認知も広がりつつある日本酒は、今後さらに多くの方に飲まれるお酒となれる可能性があると考えており、自身がその一端に関われることにやりがいを感じ、とても光栄なことだと思っています。出羽桜酒造での研修期間中は、一つ一つの仕事に対して真摯に向き合い、すべて吸収する気持ちで働かせていただく所存です。そして学んだことを、将来家業を通して清酒業界へ還元できるよう精進して参ります。

天鷹酒造㈱ホームページ

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