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2021/09/22新研修生の伊澤さん、意気込みを語る!

 出羽桜では、全国各地の酒蔵の後継者の方を研修生として受け入れています。期間は2年間。酒造りはもちろん、瓶詰めや、営業も研修していただいています。この度、新たに1名が研修に来られました!宮城県仙台市で「勝山」を醸している勝山酒造株式会社から伊澤平輝さんです!早速意気込みを語っていただきました!ぜひ様々なことを吸収して大きく羽ばたいてください!

~伊澤 平輝さん~
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 はじめまして。令和3年(2021年)9月より出羽桜酒造株式会社で研修をさせていただくことになりました、伊澤 平輝と申します。


 私の実家は、元禄年間(1688-1704年)創業で宮城県で現存する唯一の伊達家御用蔵の勝山酒造株式会社を営んでおります。アメリカの大学を卒業後、今年の7月まで証券会社の機関投資家営業部で勤務しておりましたが、将来の家業の承継を見越して退職することとなりました。


 これまで酒造りの経験が無いため、外部の厳しい環境で本格的に学びたいと思い、研修先を探しておりました。そのなかで出羽桜酒造で学びたいと思ったのは、全国新酒鑑評会やインターナショナル・ワイン・チャレンジなどで数々の賞を受賞し確かな実績・実力があることと、国内でいち早く輸出を始めたりコロナ禍でドライブスルー蔵開きを開催したりするなど常に先を行くマーケティングを実践し結果を残していること、そしてこれまで20名もの研修生を受け入れており、制度が整っているからです。


 現在は製品課で研修を受けています。主に瓶入れや段ボールの組み立て・積み上げ方を指導いただいております。一見単純かつ初歩の業務ですが、最初にお客様の目に入る部分であるため、商品を破損させないことが求められ、緊張感を持って臨んでいます。同時に素早く効率的に行わなければ全体に遅れを生じさせてしまう業務でもあるため、試行錯誤の毎日です。先輩方のアドバイスを素直に吸収し、一日でも早く戦力になりたいと思っています。また実家では行なっていない粕詰の作業や、ドライブスルーのイベントなども経験させていただいており、非常に学びのある日々を過ごしています。


 証券会社での勤務経験から、外部環境で確り学ぶこと・現場の業務を隅々まで把握することの大切さを痛感しています。これからの2年間の経験は今後の私の酒造りの人生の礎となるので、可能な限りの知識・経験を吸収する所存です。そして日本酒という伝統的な産業を存続させ、これからの世界市場での競争局面の中で発展を目指したいと考えています。

勝山酒造ホームページ

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