高麗青磁と李朝三島展

高麗青磁と李朝三島展

高麗青磁と李朝三島展

2021年1月8日(金)~3月14日(日)

 朝鮮陶磁を数多く所蔵している出羽桜美術館で、高麗時代の青磁と李朝時代前半の三島を中心とする展覧会を開催します。

 高麗時代(918-1392)初めに中国の陶工から青磁が伝わり、12世紀には美しい青色の「翡色青磁」を創造しました。その青磁の釉薬による陰刻や陽刻の文様装飾、さらに独自の高度な象嵌技法で雲鶴や菊等の文様を加飾した優美で緻密な陶磁器を作り出しました。
 繊細な象嵌技術は次の李朝時代(1392-1910)に受け継がれますが、それとは異なる、印花・刷毛目・粉引等白い土で化粧する装飾が盛んに行なわれるようになります。素朴で力強く、自由奔放な美しさを持つ三島は16世紀末まで生産されました。

 今展では朝鮮陶磁の代表である気品ある高麗青磁と奔放な李朝三島の優品およそ100点を展観し、朝鮮の高い文化性や美意識、魅力を紹介します。

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高麗青磁象嵌菊文油壷

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鶏竜山絵刷毛目瓶

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